一括で支払いできないなら利用することに!家造りの住宅ローン

住宅ローンは誰でも利用できる?

マイホームは購入価格が数千万円になることもある高額の買い物であるため、現金で一括払いできる人はそう多くありません。そこで利用されるのが、金融機関と契約してマイホームの購入代金を融資してもらえる「住宅ローン」です。購入代金は金融機関が一時的に立て替えてくれるので、購入者は毎月決められた金額を金融機関にコツコツ返済していきます。ただし、住宅ローンは誰でもいくらでも利用できるわけではありません。事前に申込者の年収などをもとに審査が行われ、金融機関が「この人ならこの金額までお金を貸せる」と判断した内容にもとづいて、融資金額や返済期間が決められます。

年収などが不十分であれば十分な額の住宅ローンが組めず、希望する物件を購入できない可能性もあるので注意しましょう。

住宅ローンを払えないとどうなる?

住宅ローンは、本来物件の購入者が支払うはずだった代金を、契約した金融機関が立て替えて支払ってくれるものです。このため、住宅ローン返済中の物件には、金融機関により「抵当権」が設定されています。つまり、住宅ローンを完全に返済しない限り、物件は購入者の正式な資産にはならないのです。もし途中で住宅ローンを返済できなくなると、最終的には物件を差し押さえられ、競売により売却されてしまいます。もちろん、競売にかけられた物件にその後も住み続けることはできないので、新しい住居を見つけて引っ越さなければなりません。

このように困った事態になるため、住宅ローンの滞納はできる限り避ける必要があります。どうしても返済が苦しいときは毎月の返済額を見直してもらえることもあるので、まずは住宅ローンを契約している金融機関に相談しましょう。